「スカイ・クロラ」ジャパンプレミア開催!

report10_1.jpg7月3日(木)、東京国際フォーラムにて「スカイ・クロラ」ジャパンプレミアが行われました。
映画の1シーンを彷彿とさせる華やかなオープニングのあと、ステージ下から散香1/2モデルと共に登場した押井監督。開口一番「ものすごく恥ずかしかった」と一言。
その後押井監督が菊地凛子さん、加瀬亮さん、谷原章介さん、栗山千明さんをご紹介。4人は客席から登場し、場内は驚きと熱気に包まれました。......

● ご挨拶&収録を振り返って・・・

■ 菊地凛子さん(草薙水素)
report10_kikuchi.jpgとても大きな会場で驚きました。こんなに多くの方が集まってくださって本当に嬉しく思います。
収録は大変なことばかりでしたが、押井監督と一緒にお仕事したかったので、最初は緊張してしましました。本当に何度もテイクを重ねたのですが、このように完成したことを嬉しく思っています。


■ 加瀬亮さん(函南優一)
report10_kase.jpg本当に、たくさんの方に来ていただいてありがとうございます。すごく素敵な映画が完成しています。収録のとき、予定では7時間ぐらいだったと思うのですが、なかなか監督の言う通りにできず、10時間ぐらいオーバーして夜中まで時間を取ってもらいました。つたない所ばっかりだったと思いますが、楽しいスタッフが支えてくれて、自分でも参加させてもらえて良かったなと思っています。僕も含めて今の時代を生きる人たち、みんなの映画になっていると思うので、じっくり見てください。


■ 谷原章介さん(土岐野尚史)
report10_tanihara.jpg今回の映画は、シリアスな面とナイーブな面を持っていますが、その中でも、僕は一番お気楽な役をやらせていただきました。加瀬さんは17時間も掛かって大変だったと思うのですが、僕はとてもお気楽にやらせていただきました。押井さんは世界観のビジョンに対する明確さが抜きん出ていると思いました。僕ら役者もイメージを持って現場に行くのですが、方向性の違いというより、方向性を進化させて、さらに深化したようなビジョンを提示してくださるので、とても分かりやすかったです。行き先が分かっているんですけれども、でもなかなかそこに行けないのが苦労した点ですね。


■栗山千明さん(三ツ矢碧)
report10_kuriyama.jpg私は押井監督はもちろんですが、アニメーションや声優さんが昔からとても大好きなので、この作品に参加できてすごく良い経験をさせていただくことができました。私なりに三ツ矢の人間性が、私の声で表現できればと一生懸命がんばりました。映像の中のキャラクターに声を入れることによって、本当にキャラクターがしゃべっているかのように見せるには、職人のような技が必要だったり、普段の演技とは違う感覚があるなと思い、すごく緊張しました。


● 声優に4人の俳優を起用した感想・・・

■押井守監督
report10_oshii.jpg本人を前にして感想を言うのは、難しいですね。恨まれるのも嫌だし(笑)。

まず、菊地さんの役柄はクールで謎が多い女という設定なので、ともするとアニメーションにありがちなキャラクターになってしまうのを一番恐れていました。でも、時おり見せる幼さが、僕としては非常に良かったなと思います。そこの声とキャラクターが微妙に一致しない部分、感情がぶれている部分など、ある種の不安定さが出てくれば良いなと思っていたので、それは非常に良かったと思います。

加瀬君は、とりあえずひたすら真面目な男で、僕はそろそろ止めても良いかなと思っていても、まだやりたい、もうちょっとやらせてくれと言うので、結局17時間ぐらい粘りまして、初めてスタジオの仮眠室に泊まりました。そのとき、どうやらウイルスがうつってしまったらしく、風邪をひいてしまったんです(笑)。17時間通してアフレコするのは、声優さんでも無いですね。体力的にも大変ですが、役に対する執着には、本当に関心しました。

谷原さんに関しては、何も言うこと無かったですね。最初から、非常にリラックスしてやっていただいて、僕から指示することは特に無かったです。ただ、土岐野という男は陽気で人好きのする、誰にでも好かれるキャラクターでしたが、実は一番多く、仲間の死を見てきた男かもしれないという、ある種、キャラクターとしての奥行きを表現してもらえたらと思っていました。それは最後のシーンに出ていたのではないかなと思います。

栗山さんに関しては、最初にコンテを作っているときからあてがきで書いていましたので、彼女しかいないと思っていました。以前、あるイベントでお会いしたことがあるんです。そのときから、是非一度、一緒に仕事がしたいと思っていました。この間、菊地さんには小さな役で出演していただきましたが、今度は栗山さんにも実写の方で参加してもらいたいなと思いました。さすがに堂々たるものがあって、三ツ矢のキャラクターは、今回のキャラクターの中で一番得をしているかもしれません。後半から出てくるにも関わらず、非常に印象が深くなっていると思います。

report10_2.jpgいずれにせよ、本来、僕は声優さんといつもお仕事をすることをモットーとしてきたのですが、今回は特殊な設定とキャラクターなので、声優さんか俳優さんかという枠で考えるより、誰が演じるのかを考えました。役者さん本来が持っているキャラクターで何が期待できるのかを考えて、キャスティングさせていただきました。今回は、自分のキャスティングに自信を持つことができました。これは4人のおかげです。どうもありがとう。


● 絢香さんからビデオメッセージ
絢香:皆さん、こんばんは。絢香です。今日は、「スカイ・クロラ」のジャパンプレミア試写会ということで、私も会場に伺いたかったのですが、今7月からスタートする全国ツアーのリハーサル中で行けなくて残念です。先日、一足先に映画を拝見させていただきました。この映画を通して、私自身、色々なことを感じさせてもらいました。この平和な世界や恵まれた時間が、あたり前のものではないんだなと改めて感じさせられました。同時に、今の時代に生きていく意味だったり、大人になることって何なんだろうなと、私の心に深く染みていく映画でした。私が歌う「今夜も星に抱かれて...」という曲ですが、大事なものに対して、今この瞬間に「ありがとう」という思いを伝えたい曲なので、この映画とともに皆さんの心に伝われば嬉しいなと思います。今日は、最後まで作品を楽しんで帰ってください。そして、8月に公開したら、また劇場に足を運んでもらえたらなと思います。


● この主題歌は急遽決定したとお聞きしましたが?

押井監督:一度ダビングが終わってたのですが、その後に曲を聴いてくれないかというお話があって、絵と合わせて聴いてみたときに、見事にはまっていると思ったんです。僕自身は、普段あまり音楽や歌を聴いたりしないんです。自分が映画に関わっているときだけ、どこかに合う曲はないかなと、色々なものを聴いたりするんです。今回、偶然ではあるけれども、良い曲に出会えたと思いました。


●押井監督からメッセージ

押井監督:どこか、遠いところに、この映画の中に描かれた世界と良く似た、日本という国があって、そこに年をとらない子供たちがいます。それは、とてもこの映画のキルドレに良く似ています。これは、たぶんここに居る皆さん、あるいは僕自身ための映画です。どうかゆっくりご覧になってください。


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