独身用のマンションを購入するというのはどうなのか?

独身用のマンションを思い切って購入して気持ちが楽になった。
そんなことが書かれている記事を見ました。

そのメリットとしては無駄な家賃を払わなくてもいいというのがあって、その分が気持ちになるということです。

確かに家賃は何か自分にとってプラスになるものではなく、ただ一方的に消費されていくものでしかありませんので、その家賃同等かそれ以下の金額を支払ってマンションが自分のものになるのであれば良いという気持ちはわかります。

でも、家族で長い間住むのであればわかるのですが、独身用を購入するメリットというのはどこまであるものなのでしょうか?

生活スタイルが変わる可能性がある

独身用のマンションということは広さを考えても2人でも住めないというもの。社会人になって少しの間であればいいですが、その後はどうしても結婚するかどうかという問題が出てきます。

最初から一生結婚するつもりがない、結婚できない事情がある等があればいいと思われがちですし、ほとんどの人は結婚するつもりがないからという考えにはなるのでしょうけど、人の考えは本当に変わるものです。

急に良い出会いがあって考えが180度変わるなんてこともおかしくありません。
そのときに住めなくなったマンションがあると困ってしまわないでしょうか?

売却する、賃貸に出すということで上手く活かす方法もありますが、どこまでもとの購入額に近づけるのか、賃貸をして元が取れるのかという問題は大きいように思えます。

勤務地が変わるリスク、環境が変わるリスク

仕事をしていると勤務地が変わるリスクもあります。
基本的に転勤はないから大丈夫という人でも、本当にずっとその会社が転勤なしであり続けるのか保証はありませんし、転職して別の会社に行く可能性もあります。

長い目で見ればずっと働く場所が変わらないままということの方が珍しいはずです。

収入に関しても変動することはあります。低くなってローンを払えなくなることもあるあkもしれませんし、収入が上がってもっと良い部屋に住みたいと思うこともあるかもしれません。
そうなったときに動きにくくなるということで、独身用マンションを購入するのはリスクがあるように思うのです。

資産になる部分もある

独身用であっても資産になる部分はもちろんあります。
家賃は払い続けても何も残りませんが、自宅であれば払い終わった後は自分のものになります。

最後まで住み続けるのであれば家賃ゼロを実現することができます。
老後の備えというのもありますよね。

だんだんとマンションを借りにくくなってしまうようになりがちですが、自分所有のマンションがあれば安心できます。
老後になってくると、本当にマンションを貸してくれるのかということが出てきてしまいます。

お金の問題もありますし健康上の問題もありますし、独身の老後となると部屋を貸すことを渋るオーナーがいてもおかしくありません。
このようなリスクを排除できるというのは大きいです。

資産を持っているからいざというときはなんとかなるという安心感もあるかもしれません。

どちらが正解かはわからない

毎回のように持ち家がいいのか、賃貸がいいのかというような話題が本でも特集として組まれたりします。

不動産会社が関係しているところでは購入した方がいいというような結論に持っていきがちですが、人によって結論は異なります。

特に独身用マンションの場合は長期的に見てどうなのかをしっかりと考えておかないと無駄な買い物となってしまうかもしれません。

本当に自分に購入することは必要なのかは情報をなるべく集めてから決めたいですね。

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