中学生がなりたい職業で日本とアメリカの差がヤバいなんて話がありました。
日本のランキングを見ると
1.youtuber
2.eスポーツプレーヤー
3.ゲームクリエイター
4.ITエンジニア・プログラマー
5.社長
であるのに対してアメリカでは
1.医師
2.教師
3.ITエンジニア・技術者
4.デザイナー
5.軍人
であったということ。(対象は男子中学生で女子は割愛します)
これで日本がどうとか、アメリカはどうとかと議論がありましたが、実際のところあまりこのランキングは参考になりませんし、中学生のときにどう考えていようと将来に直接影響する割合は僅かで、本質的な問題ではないかと思われます。
日本でyoutubeやeスポーツが流行り出していて、それでお金を稼げそうというのはリアルタイムでyoutubeを見たりゲームをしている人にとって魅力的に映るのは当然でしょう。
これで本当に将来全員がその職業を目指すわけではありませんし、年をとるごとに本当にやりたいこと、できることがわかっていくのですからこれはこれでいいのかなと思います。
中学生の段階で明確に将来の目標が決まっている人の方が少ないですし、目に見えない職業が多すぎです。
問題はほとんどの職業が知られていないこと、仕事を知る機会がないことだと思っています。
職業の勉強をする機会が少ない
中学生くらいまでの間は一般的な科目の勉強はあっても職業でどんなものがあるかというようなことを知る勉強がなく、その機会が極めて少ないことが問題だと考えます。
もっと若いうちにこのような仕事があると知っていれば考えも変わったのにということも少なくありません。多くの人が普通に就職してサラリーマンのようなものになるわけですがその希望する業界、会社について知っている人がどれだけいるのでしょうか。
就職する直前までそれを知る機会がないというのは、どうなのかなと思うのです。そういうことは家庭の役割であったり本人がしっかりと調べるべきだと言われればそれまでになってしまいますが、多くの人がなんとなく勉強して、なんとなく大学に入るような道になってしまっているということが問題です。
もっと早い段階で将来のことを真剣に考える機会があってもとも思うのです。
ただ、あまりにもそこで現実的な考えしか許さないような流れが出来てしまうと夢も失われてしまいます。中には本当にyoutuberやeスポーツで成功する人、芸能人のような立場になる人も出てくることで、一律で仕事の現実を植え付けるというのもまた良くないのかもしれません。
このあたりはバランスになるのでしょうけど、今よりはもっと仕事のことを教えた方がいいのかなとは思います。