働く気はあっても就活が嫌でできないニートについて

ニートがもう社会復帰したい!と思っても働く気はあるのに就活が嫌で再び働くことができない、そのような話がありました。

就活が嫌なんて甘えだと言ってしまえばそれまでになってしまいますが、就活のがさえ乗り越えれば働きたいのにここが壁になってしまっているというのは非常にもったいないですよね。

そして就活が嫌だという気持ちもわかります。

働くことと就活が直接的に結びついているとは限りません。
例えば、面接が苦手な人は面接のために多大なストレスを受けてしまいますが、実際の仕事には面接要素が一切ないような業態もたくさんあります。

面接で乗り越えるためにわざわざ自分を着飾らなくてはいけない、面接のために最もらしいことを言わなければいけないというのも合わない人もいるでしょう。そんなに素晴らしい内容が言えるのであればニートになんかなっていないでしょうし、ニートという経歴が足枷になってどんどん言えることも少なくなってしまいます。

就活では過去の経歴が重要視されるのが当然ですので、今ニートですと宣言するだけで落ちてしまう可能性が高まりますし、本当は社会に出て働ければ優秀であったり、そこまででなくても普通に仕事ができるという人でも、ニート期間があるせいで不利になってしまうのです。

人事側の気持ちもわかるところもあります。わざわざ複数の応募者がいる中でニート期間のある人を採用するメリットが見つかりません。採用担当者も一社員でしかないことが多く、ニートの人を採用面接で通すと後からなぜ通したのかというような責任問題が発生してしまいます。

ニートといってもさまざま

ニートといってもその状態はさまざまで最初から就職できずにニートとなった人もいるかもしれませんし、そうでなく一度社会に出て働いた上で病気になってしまったとか、偶然上司との相性が悪い等辞めることになってしまった人というのも存在するはずです。

働いたことがあるニートであれば、本来は社会復帰がスムーズにできてもおかしくないのですが、経歴面で引っかかって落ちてしまうということもあるのでしょう。

働いていない期間は隠しようがないものになってしまいますので、そこは正直にいいながらもそれまでの実績を上手く入れていくしかないのかもしれません。

もう少し社会復帰系のサービスの充実すればいいのに

個人的に思うことはもう少し社会復帰をしたい人のサービスを充実させてくれればいいのにというところです。

今でも職業訓練はありますので、ないわけではないのですが、まだまだニートの人を救うには足りなさすぎるという感じはあります。

少しずつ社会復帰していくようなサービスがもう少し目立つところにあって世の中の悩んでいる人が解決できるような仕組みが出来てくれないかなと思ってしまいますね。

社会は厳しいとか、面接に対応しなければいけないとかそういうことは当たり前の話になりますが、それでは結局ニートで困っている人は何も救われません。

そこをなんとかするように、手を差し伸べる仕組みが必要なのではないでしょうか。

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