就活はテクニックでなんとかなるものなのか?という議論があるのを見ました。
テクニックではなく純粋に自分自身を磨けという意見、そうはいっても内定を獲得することが最重要なのだからテクニックでもなんでも使えるものは使えという意見。
個人的には後者を押したいですし、テクニックでなんとかなる部分はかなり大きいように思えます。
結局のところ、採用なんてエントリーシートと面接がほぼ全てであり、その内容が完璧であればその人の日常や本当の仕事遂行能力がどうであろうと内定を獲得できてしまいます。
だからこそ就職してから数年以内に辞めるミスマッチが続出するんです。
就活の限られた時間の採用面接等で人事がその人の適性を厳密に見極めることはできず、無難な模範解答ができる人を採用することになります。
もちろん特別なレベルの人達がいることも事実ですし、どうしようもない人達もいるのも事実です。
ただほとんどの人は五十歩百歩の当落線上にいるわけでして、そこから一歩抜け出ればそれで採用になります。
そう考えると就活にテクニックというのは重要なのです。
やればやるほど有利になる
就活もだんだんと回数を重ねれば重ねるほど有利になっていきます。
エントリーシートも何度も出せば何がよくて何が悪いかがわかってきますし、文章も何度も書けば書きなれてきます。
面接も一緒です。最初は緊張して大変だったとしても、それが30回目の面接となるとさすがにちょっとやそっとのことでは動じなくなるでしょう。
何を発言したときに面接官の印象が良かったか等の試行錯誤を繰り返していけば面接も洗練されていき、自分の本来の実力以上の会社の面接で合格することも決して不可能ではありません。これはテクニックに他なりません。
テクニックを使うことによって、就職活動で有利な立場になり、内定を取るということ。これは全然悪いことではありません。逆にテクニックがないために本来の実力を発揮できずに不採用になる可能性もあるわけで、テクニックでなんとかなる分はなんとかしてしまった方がいいでしょう。
入社後の問題はある
内定をどんな手段を使おうと取りに行くというのは正しいと思いますが入社後の問題はあるというのは考えておいた方がいいです。
就職活動での成功が全てのようにそのときは見えてしまうのですが、実際には就活はほんの入口に過ぎません。人生の大半はそこからスタートでせっかくその企業に入ってもその企業の社風が合わなくてどうしようもないとか、まわりの同期とのレベル差が凄すぎてついていけないでは結局落ちこぼれてしまう、辞めることになるという問題が出てきます。
テクニックは重要なのは重々承知の上で、それだけではなく本当に自分が向いている仕事なのか、その会社でやっていくことができる人材なのかというのはよく考えるべきでもあります。
入って終わりではないのは高校や大学も一緒だったはず。会社も同じであり、入ってから活躍できる場所を選ぶようにしていかないといけません。